【副担BLOG】医師免許は資格か?

お久しぶりです!齊藤です!

 

 

最近、大学の授業で紹介された映画を個人的に興味があったので、鑑賞しました。

 

 

ネタバレになるので、題名は伏せますが、ある農村部でおきた失踪事件から始まります。失踪したのは、村の医療を一手に担う初老の医者。高血圧、心臓蘇生、痴呆老人の話し相手まで、彼は村の頼みの綱でした。しかし、失踪後、この医師は無免許医師ということが判明します。なんと村の人全員を欺いていたのでした。診療所に自分から来ない人には自分から出向いて診察し、緊急時には治療として患者の胸に針をさしていた、その彼が!

 

 

 幸い直接的に彼のせいで誰かが死ぬことはありませんでしたが、無免許のまま彼が医者を続けていたらいつか誰かが適切な医療を受けられなくて亡くなっていたかもしれません。

 

 ですが、大した病院もなく、住人の半分が老人というこの村では、彼がいなければ、病気の発見や治療が遅れることによって、亡くなっていた人がいたかもしれない。彼がいなければこの村はすでに医者のいない村として破綻していたかもしれない。

 

この映画で「医者の資格」を問うシーンがありました。法律上、彼に医師の資格はありません。しかし、村の人のために働く姿や、適切な治療を学び、村の人たち提供する努力と誠実さは「医者の資格」といえるのではないでしょうか。

 

 経営や出世のことばかり考えている医者も世の中にはいることでしょう。だからと言って彼らに「医者の資格」がないとは言いません。病院が続かなければ、未来の患者を救えないし、出世しなければ決定権がないために、悔しい思いをすることだってあります。

 

「医師の資格」ってなんでしょうか?

 

初心忘れるべからずとはよく言ったものです。

 

以上の文章を書いていて注釈ではありますが、「医師」は法律により規定されていますが、「医者」とは医業を行う存在を指す言葉です。

 

 この映画でも使い分けされたと思います。いい医者ってなんでしょうね。

 

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